EA制作を外注する流れと費用相場|依頼前に決めておくことを当社が整理

※免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。

EA制作を外注する流れと費用相場を、当社 EA CreatorsLAB が開発工房として徹底整理します。EA外注は「相談→仕様→開発→動作確認→納品」の5ステップで進み、通常2-4週間で完了。本記事では各ステップ詳細+依頼者責任+トラブル回避5パターン+納期目安+よくあるNG行動+当社事例を網羅し、各ステップで「依頼者が何をすれば成功率が上がるか」まで踏み込みます。当社はココナラ ¥20,000〜+30日無償保証付。投資判断は自己責任で。

▦ この記事の結論
  • EA外注は5ステップ (相談→仕様→開発→確認→納品) で完了。
  • 標準納期は2-4週間、特急対応で1-2週間に短縮可。
  • 各ステップの依頼者責任: 仕様明確化 / 動作確認 / 検収判断の3点が肝。
  • 失敗の8割はStep 2 仕様書段階の合意不足が原因。Step 2 に時間をかけるのが正解。
  • トラブル回避5パターン: 仕様変更/連絡途絶/期待値ズレ/著作権/支払い
  • NG行動: 仕様曖昧で発注/特急で急がせる/Step 3中の仕様変更/コンペで競合疲弊狙い。
  • 外注 vs 自作 vs 既製品の選び分け基準も提供。
  • 過去実績は将来を保証しません。
目次

EA外注の流れ全体像 (5ステップ概要)

EA外注は「Step 1 相談・問い合わせ (1-3日) → Step 2 仕様書作成・合意 (3-7日) → Step 3 開発・MQL実装 (7-14日) → Step 4 動作確認・修正 (2-3日) → Step 5 納品・運用開始 (1日)」の5ステップで進みます。標準2-4週間。

EA外注の納期目安タイムライン 製図風イラスト
EA外注の納期タイムライン
Step期間依頼者の主アクション
1 相談1-3日依頼先選定+問い合わせ+見積もり取得
2 仕様3-7日仕様書合意 (最重要)
3 開発7-14日進捗確認 (待機)
4 確認2-3日デモ口座で動作確認・検収判断
5 納品1日ex4/ex5受領+運用開始

ステップごとに依頼者の関与度は大きく変わる

5ステップは「依頼者が主役の局面」と「開発者が主役の局面」が交互に来ます。Step 1・2・4 は依頼者の関与が濃く、Step 3・5 は薄いのが基本構造です。Step 1 では依頼先を選び要望を伝え、Step 2 では仕様を一緒に詰め、Step 4 では完成物を検収します。逆に Step 3 の開発中は依頼者の出番がほとんどなく、待つのが仕事です。この濃淡を理解しておくと、「いつ自分が動くべきか」が分かり、開発者を急かしすぎたり、逆に検収を放置したりといった失敗を防げます。特に Step 2 と Step 4 の2か所で手を抜かないことが、外注成功の分かれ目になります。納期2-4週間のうち、依頼者が実際に手を動かすのは合計で数日程度であり、残りは開発者が作業する待機期間です。だからこそ、自分の出番である数日に集中して質を高めるのが、限られた時間で良いEAを得る近道になります。

Step 1: EA外注の相談・問い合わせ

Step 1 は「依頼先選定+初回問い合わせ+概算見積もり取得」の3アクションです。所要1-3日。

  • 依頼先選定: ココナラ/ランサーズ/専門業者から実績・レビュー・価格で選ぶ (詳細は EA制作費用)
  • 初回問い合わせ: 手法概要+予算感+納期希望を伝える
  • 概算見積もり: 開発者から見積もり提示、複数比較なら2-3社

依頼先は3タイプ、それぞれ向き不向きがある

EA外注の依頼先は大きく3タイプに分かれ、価格帯と安心感のバランスが異なります。自分の予算と求める品質に合わせて選んでください。

依頼先価格帯向いている人
ココナラ¥20,000〜個人・小規模、レビューで選びたい
ランサーズ¥30,000〜コンペで複数案を比較したい
専門業者¥100,000〜複雑な手法・長期保守を求める

はじめての外注なら、レビューと実績が見えるココナラが比較しやすくおすすめです。当社もココナラを窓口にしており、過去の評価やサンプルを見たうえで相談を始められます。価格の安さだけで選ぶと、納品後のサポートが受けられず結局作り直し、というケースもあるため、レビュー内容と保証の有無まで確認してください。

依頼者の責任: 「予算感+納期希望」を明示すること。曖昧だと開発者が見積もれず、Step 2 に進めません。「とりあえずいくらかかるか教えて」では返答困難。最低でも「予算¥30,000-50,000、納期2週間希望」程度の枠を伝えてください。

Step 2: EA外注の仕様書作成・合意 (最重要)

Step 2 はEA外注で最重要のステップです。失敗の8割はここの合意不足が原因なので、時間をかけてください。

  • 戦略タイプ: デイトレ/ナンピン/スキャル等の確定
  • エントリー条件: 例「MA20上向き かつ RSI30以下」
  • 決済条件: 例「+30pips利確 or -15pips損切り」
  • 通貨ペア+時間足: 例「GBPJPY 5分足」
  • リスク管理: ロット数、最大ポジ数、推奨証拠金
  • エッジケース: 重要指標時/週末持ち越し/スプレッド拡大時の挙動
仕様書項目記載例合意の重さ
戦略タイプデイトレ・MAクロス順張り最重要
エントリー条件MA20上向き かつ RSI < 30最重要
決済条件+30pips利確 / -15pips損切り最重要
通貨ペア+時間足GBPJPY / 5分足重要
リスク管理ロット0.1 / 最大3ポジ / 推奨証拠金$5,000重要
エッジケース重要指標前30分停止・週末持ち越し禁止推奨

なぜ失敗の8割が仕様段階で決まるのか

EAは「曖昧な言葉」を一切受け付けません。人間なら「移動平均線が上向いたら買い」で通じても、プログラムは「どの期間のMAを、何足で、傾き何度以上で上向きと判定するか」まで決めないと動きません。仕様書段階でここを詰めないと、開発者は自分の解釈でコーディングし、出来上がったEAが「思っていたのと違う」となります。これが Step 4 の検収で発覚すると、仕様の取り直し→再開発で納期は倍に伸び、追加費用も発生します。

つまり仕様段階の合意不足は、後工程すべてに波及する最大のコスト要因です。逆に言えば、Step 2 で時間をかけて1項目ずつ「この条件でいいですね」と確認しておけば、Step 3 以降はほぼ手戻りなく進みます。急いで発注したい気持ちは分かりますが、ここだけは焦らないのが結果的に最短ルートです。仕様書の具体的な書き方は 仕様書の書き方 記事で6項目テンプレを提供しています。

Step 2 完了 = 「仕様書を依頼者+開発者が合意」が理想。曖昧なまま Step 3 に進むと、後で大きな手戻りが発生し、納期延長・追加費用の原因になります。

EA外注の仕様書合意・契約締結 製図風イラスト
Step 2 仕様書合意が外注成功の8割

Step 3: EA外注の開発・MQL実装

Step 3 は開発者がMQL4/MQL5でコーディングするステップ。依頼者の出番は基本ありません (7-14日)。

当社では Step 3 中も「進捗を3-4日に1回報告」します。依頼者は進捗を確認し、想定通りに進んでいるか把握すれば十分。Step 3 中に仕様変更を申し出ると追加費用 (¥3,000-20,000) が発生する場合があります。

開発中、依頼者がやるべきこと・やってはいけないこと

開発中の依頼者の正しい仕事は「進捗報告を読んで、認識のズレがないか確認する」こと、ただそれだけです。報告の中で「ここはこう実装します」と説明があれば、仕様書と照らして問題ないか軽く確認すれば十分。新しいアイデアを思いついても、それは Step 3 ではなく次回バージョンに回すのが賢明です。

  • NG行動: 毎日「進捗どう?」と問い合わせて開発時間を奪う
  • NG行動: 「やっぱり○○も追加したい」と次々仕様変更
  • NG行動: 「もっと早く作れるはず」と圧力をかける

これらのNG行動は、いずれも品質低下か納期延長に直結します。開発者を信頼して任せる期間と割り切り、気になる点はメモにためて Step 4 の検収でまとめて確認するのが、結果的にいちばん良いEAに仕上がるコツです。

Step 4: EA外注の動作確認・修正

検収チェック項目確認方法不合格時
エントリー条件バックテストで仕様書通りのタイミングか無償修正対象
決済条件SL/TP/トレールが仕様通りに動くか無償修正対象
パラメータ外部設定可能 / デフォルト値妥当無償修正対象
エッジケース重要指標時/スプ拡大時の挙動仕様書記載あれば対象
仕様書外要望追加機能・最適化等追加費用

Step 4 は「開発者の社内テスト+依頼者の検収確認+必要に応じた修正」の3アクション (2-3日)。

  • 社内テスト: 開発者がバックテスト+デモ口座で動作確認
  • 検収確認: 依頼者がデモ口座で動作確認、仕様書通りか判定
  • 修正: 仕様書外の動作なら無償修正、仕様変更は追加費用

検収は仕様書と1項目ずつ照合する

検収のコツは仕様書と動作を1項目ずつ照合することです。「だいたい動いてるからOK」で受け取ると、運用を始めてから「指標発表時に止まるはずが止まらない」といった不具合が後で発覚し、再修正のコストや機会損失が発生します。デモ口座にEAを入れ、仕様書のエントリー条件・決済条件・リスク管理・エッジケースを上から順にチェックしていくのが確実です。

このとき重要なのは、「仕様書に書いてあること」だけを判定基準にする点です。仕様書にない動作を「期待と違う」と指摘しても、それは仕様変更=追加費用の扱いになります。だからこそ Step 2 の仕様書が効いてくるわけです。当社では検収チェックリストを納品時に同梱し、依頼者が迷わず1項目ずつ確認できるようにしています。

Step 5: EA外注の納品・運用開始

Step 5 は「ex4/ex5ファイル納品+簡易説明書+30日保証開始」で完了 (1日)。

納品物の中身と30日保証の範囲

納品物は通常、実行ファイル (ex4/ex5)+簡易説明書 (パラメータ一覧と推奨設定)のセットです。ソースコード (mq4/mq5) を渡すかどうかは契約次第で、納品形式の詳細は 著作権・納品物記事 を参照してください。受け取ったらまずデモ口座で1週間ほど稼働させ、想定通りに動くか最終確認するのがおすすめです。

納品後30日以内なら、仕様書通りに動かない不具合は無償修正。一方、仕様変更や追加機能は別料金です。この線引きは「仕様書に書いてあるか」で決まるため、保証を最大限活かすにも Step 2 の仕様書が物を言います。30日経過後も長期サポートを希望する場合は、月額契約 (¥3,000+) で継続対応が可能です。

EA外注トラブル回避5パターン

トラブル回避5パターンは「仕様変更/連絡途絶/期待値ズレ/著作権/支払い」です。

パターン回避策
1 仕様変更Step 3 以降の変更は追加費用、Step 2 で確定が原則
2 連絡途絶開発者の連絡先 (メール+ココナラ) を複数持つ、3日連絡なしは要警戒
3 期待値ズレ「稼げるEA」を期待しても契約は「仕様書通りのEA作成」のみ
4 著作権基本ライセンス=依頼者の独占運用、第三者販売は別契約
5 支払い前払い/後払い/分割の取り決めを Step 2 で明確化

最も多いのは「期待値ズレ」

5パターンの中で実際にいちばん多いのが「期待値ズレ」です。「外注すれば稼げるEAが手に入る」と考えてしまう依頼者が一定数いますが、外注契約で約束できるのは「仕様書に書いた手法を、その通りに自動化すること」だけです。手法そのものが利益を生むかどうかは、依頼者が持ち込む手法の質と相場次第であり、開発者が保証できる領域ではありません。

このズレを防ぐには、発注前に「自分は何を期待しているのか」を言葉にしておくことです。「自分の手法を機械化したい」のであれば外注は最適ですが、「勝てる手法そのものを教えてほしい」のであれば、それは外注ではなく学習や検証の領域になります。当社が利益を保証しない理由は 「勝ちを保証するEA」の誤解 で詳しく解説しています。

外注 vs 自作 vs 既製品の選び分け

3択の選び分けは「手法あり時間ない→外注 / 学習意欲あり→自作 / 最短最安→既製品」。詳細は Pillar P9 3択比較 参照。

選択肢費用期間適合する人
自作~¥03-6ヶ月MQL学習意欲・時間あり
外注¥20,000-500,0002-6週間手法あり・時間ない
既製品¥0-40,000即日最短・最安・手法不要

3択で迷ったときの判断軸

迷ったときは「自分の手法が固まっているか」を最初の分岐にしてください。検証済みのルールが明確にあるなら外注がいちばん早く、その手法を高い再現度で自動化できます。手法はまだ固まっていないが学ぶ時間がある人は、自作でMQLを学びながら試行錯誤するのが力になります。手法も時間もなく、まず自動売買を体験してみたい人は、既製品から始めて感覚をつかむのが現実的です。

費用と期間だけで比べると既製品が魅力的に見えますが、「自分の手法を自分のものとして運用したい」なら外注の価値が際立ちます。当社にも「既製品を試したが自分の相場観と合わず、結局自分のルールを外注した」という相談が少なくありません。3択は優劣ではなく目的との相性で選ぶのが正解です。なお、外注と既製品は二者択一ではなく、まず既製品で自動売買の感覚をつかんでから、自分の手法が固まった段階で外注に進む、という順番も有効です。学習・体験・本格運用という時間軸で考えると、それぞれの選択肢が役割分担できることが見えてきます。焦って一つに絞らず、自分の現在地に合った選択肢から始めるのが失敗しないコツです。

EA外注の流れについてよくある質問

EA外注の標準納期は?
2-4週間。シンプル1週間、標準2-3週間、複雑4-6週間。特急対応 (+¥3,000) で短縮可能。
Step 2 (仕様書) でどれくらい時間かけるべき?
3-7日が標準。当社では Step 2 を最重要視し、合意が取れるまで Step 3 に進みません。失敗の8割は仕様書段階の合意不足が原因です。
Step 3 (開発) で進捗確認はできますか?
当社では3-4日に1回進捗報告します。依頼者からの確認問い合わせも応じます。ただし Step 3 中の仕様変更は追加費用が発生する場合があります。
途中キャンセルは可能ですか?
Step 2 までは無料キャンセル可。Step 3 (開発開始後) はキャンセル料が発生する場合があります。Step 4 以降は基本キャンセル不可で、納品後の検収不合格は無償修正対応です。
開発者と直接連絡できますか?
ココナラ経由ならプラットフォーム内チャットで連絡。直接メールやLINE等は規約違反になるため避けます。当社の連絡は全てココナラチャット経由で完結します。
納品後の不具合修正はいつまで対応してくれますか?
当社では納品から30日以内の動作不良を無償修正。仕様書通りに動かないものが対象で、仕様変更や追加機能は対象外です。30日超は長期サポート月額契約 (¥3,000+) で対応可。
仕様書を書けません。それでも依頼可能ですか?
可能。当社のテンプレートに沿ってヒアリング形式で詰めていきます。「漠然としたアイデア」段階でも相談OKです。
納期遅延した場合は?
合理的理由 (依頼者からの仕様変更等) なら遅延OK、開発者責の遅延は納期延長または部分返金で対応するのが標準です。当社は遅延見込み時には事前通知します。
複数開発者にコンペで競わせるべき?
ランサーズコンペなら可能。ココナラは1対1なので、複数開発者に問い合わせて見積もり比較が現実的。無料コンペで多くの開発者の時間を浪費させるのは避けるべきです。
「勝ちを保証するEA作って」と依頼してもいいですか?
お断りします。当社は依頼者の手法を機械化するサービスで、利益を保証する EAは設計上作れません (詳細は 「勝ちを保証するEA」の誤解)。「自分の手法を機械化」が正しい依頼意図です。
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この記事を書いた人

EA・インジケーター制作工房『EA CreatorsLAB』の中の人。MQL4 / MQL5 でのオーダーメイド EA 制作、既存 EA・インジケーターの改造、オリジナルインジケーター制作、口座認証システム導入、TDS バックテスト代行を担当。

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