EA制作の仕様書はどう書く?依頼に必要な情報と進め方を開発工房が解説

テンプレートを埋めるだけでは不十分なことも

6項目のテンプレートは出発点ですが、埋めた内容が具体的でなければ意味がありません。たとえば「エントリー条件: 順張り」とだけ書いても、それだけでは開発を始められません。当社がテンプレートの無料配布をしていないのも、枠を渡すだけでは十分な仕様にならない事例が多いためです。大切なのは枠を埋めること自体ではなく、各項目を開発者が一義的に実装できる粒度まで具体化することです。書き方に迷う場合は、当社のヒアリング形式で一緒に詰めていきます。

EA仕様書の曖昧vs詳細の差 (実例比較)

仕様書の曖昧vs詳細で「開発精度+納期+追加費用」が大きく変わります。

EA仕様書の曖昧vs詳細 比較 製図風イラスト
仕様書の質が開発成功を決める
項目 曖昧版 (避ける) 詳細版 (推奨)
エントリー 「順張りで仕掛け」 「MA20上向き+RSI(14)<70」
決済 「適切な利確」 「+30pips利確 or -15pips損切り」
時間帯 「ロンドン時間で」 「JST 16:00-22:00 のみ」
ロット 「リスクに応じて」 「0.1ロット固定、最大ポジ1」
スプレッド 「広い時は停止」 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止」

曖昧仕様で開発開始すると、開発者の推測実装になり、依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り = 追加費用+納期延長の典型。

なぜ曖昧だと開発者は「推測」で埋めるのか

仕様に書かれていない部分は、開発者が「おそらくこういう意図だろう」と推測して実装するしかありません。この推測が依頼者の頭の中とズレていると、完成してから手戻りが発生します。たとえば「順張りで」とだけ書くと、どの指標で順張りを判断するのか、何本のローソク足で見るのかは開発者の解釈に委ねられます。曖昧さを残すほど、検収で「イメージと違う」となる確率が上がる、と考えてください。書く手間を惜しまないことが、結果的に最短で完成させる近道になります。

曖昧さをなくす3つの書き換え方

曖昧な表現は、次の3つの観点で書き換えると一義的になります。(1) 指標は期間まで書く (「MA」→「MA20」)、(2) 決済は数値で書く (「適切に利確」→「+30pips利確」)、(3) 時間は具体的な時刻で書く (「ロンドン時間」→「JST 16:00-22:00」)。判断基準は「開発者が解釈に迷わないか」です。自分で書いた仕様をいったん読み返し、複数の読み方ができる箇所があれば、そこが曖昧さの残っているポイントになります。可能であれば、想定する相場の局面を1つ例に挙げて「この場面ではこう動いてほしい」と添えると、意図がさらに正確に伝わります。

EA仕様書でよくあるミス7例

よくあるミス7例: 戦略未定義/曖昧条件/相反ルール/エッジケース未指定/リスク管理欠如/時間帯未指定/異常時動作未指定

  • ミス1 戦略未定義: 「いい感じに勝てるEA」 → 何系か不明、開発不能
  • ミス2 曖昧条件: 「MAがクロスしたら」 → クロス方向・期間未指定
  • ミス3 相反ルール: 「順張り but 戻り狙い」 → 矛盾、どちらか不明
  • ミス4 エッジケース未指定: 「重要指標時はどうする?」未記載
  • ミス5 リスク管理欠如: ロット数・最大ポジ・損切り幅未指定
  • ミス6 時間帯未指定: 24時間動作前提か、特定時間帯のみか不明
  • ミス7 異常時動作未指定: スプレッド拡大時/接続切断時/停電復帰時の挙動未指定
ミス番号 NG 記載例 改善例
ミス1 「いい感じに勝てるEA」 「デイトレ・MA20上向き順張り」
ミス2 「MAがクロスしたら」 「MA20が MA50 を下から上にクロスしたら」
ミス3 「順張り but 戻り狙い」 「順張り (MAクロスから3本以内)」
ミス5 「適度なリスク管理で」 「ロット0.1 / 最大3ポジ / SL15pips」
ミス6 「24時間動作」 「09:00-23:00 JST のみエントリー」

提出前のセルフチェックでミスを防ぐ

これらのミスは、仕様書を渡す前に自分で一度見直すだけで大半を防げます。「戦略タイプは1つに絞れているか」「各条件に数値が入っているか」「相反する指示がないか」「異常時の動作を書いたか」の4点を確認してください。とくに「適切に」「いい感じに」といった曖昧な形容詞が残っていたら、具体的な数値や条件に置き換えます。この一手間が、開発開始後の手戻りと追加費用を大きく減らします。提出前に音読してみると、説明しきれていない箇所に自分で気づきやすくなります。

EAエッジケース定義の重要性 (5パターン)

エッジケース (異常時) 動作は仕様書に明示しておくのが基本です。未指定だと実運用で予想外の挙動になり、大きな損失につながるリスクがあります。通常の値動きだけを想定した仕様は作りやすい一方で、相場が荒れた瞬間の動きこそ損益を大きく左右します。下表の5パターンは、最低限カバーしておきたい場面です。

エッジケース 推奨される定義
スプレッド拡大時 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止、既存ポジは継続」
重要指標時 「米雇用統計・FOMC 30分前-15分後はエントリー停止」
週末持ち越し 「金曜21:00以降は新規エントリー停止、既存は土曜0時に強制決済」
接続切断時 「接続復帰後、ポジション情報を再取得して継続」
サーバー停止からの復帰 「起動時に既存ポジの存在を確認、なければ通常運用開始」

エッジケース未指定が実損失につながる例

エッジケースの指定漏れは、バックテストでは表面化せず実運用で初めて問題になるのが厄介な点です。たとえば重要指標発表時の停止を指定し忘れると、スプレッドが急拡大した瞬間に想定外の価格で約定し、1回で大きな損失を出すことがあります。週末持ち越しの指定漏れも、月曜の窓開けで大きく逆行する原因になります。こうした事態は「起きてから気づく」ことが多いため、仕様書の段階で先回りして潰しておくことが重要です。とくに重要指標の発表時間帯やスプレッドが開きやすい早朝などは、実運用に入る前に「その時間は止める」「新規だけ止めて保有は続ける」といった具体的な振る舞いを決めておくと安心です。当社では仕様確認の段階で、こうした異常時の動作を一通り質問するようにしています。

EA仕様書が書けない場合の対処

仕様書を書けない場合は開発者のヒアリング形式で対応可能です。当社では以下4ステップでヒアリングします。

  • Step 1: 「どんな手法か」概要を口頭/文章で説明
  • Step 2: 当社が6項目テンプレで質問、依頼者が回答
  • Step 3: 当社が仕様書ドラフトを作成、依頼者が確認
  • Step 4: 修正合意 → 開発開始

「漠然としたアイデア」段階でも問題ありません。当社のヒアリング能力で詳細仕様まで詰めます。「自分には書けないかも」と諦める前に相談してください。

ヒアリング前に準備しておくとよいこと

ヒアリングをスムーズに進めるには、「どんな相場で・どのタイミングで・なぜ仕掛けたいか」を言葉でメモしておくだけで十分です。チャートに手書きで「ここで買いたい」と印をつけた画像があると、認識合わせが一気に速くなります。完璧な仕様書を用意する必要はなく、頭の中のイメージを当社が質問で引き出して仕様に落とし込みます。準備が曖昧でもヒアリングの過程で詰めていけるので、心配はいりません。

ヒアリングで当社が確認すること

ヒアリングでは、6項目テンプレに沿って当社から順に質問していきます。「どんな相場で仕掛けたいか」「利確と損切りの目安」「同時に持つポジション数」「動かす時間帯」「異常時にどうするか」などを、対話しながら具体化します。専門用語が分からなくても問題ありません。普段の言葉で説明してもらえれば、当社がEAの仕様に翻訳します。やり取りの中で「そこは決めていなかった」と気づく項目が出てくることも多く、それを一つずつ潰していくことが、結果的に完成度の高い仕様書につながります。

EA仕様書の実例3パターン

シンプル・標準・複雑の3パターンで、実際の仕様書がどの程度の粒度になるかを示します。自分の作りたいEAがどのタイプに近いかをつかむと、必要な仕様の細かさや費用感の見当がつけやすくなります。

タイプ 仕様例
シンプル MAクロスEA / GBPJPY / 5分足 / 0.1ロット固定 / +30/-15pips決済 / 24時間稼働
標準 MA+RSI 複合 / GBPJPY+EURJPY 2通貨 / 5分・15分 / 時間帯フィルター (JST 9-23時) / トレーリング
複雑 マルチタイム / ナンピン+独自フィルター / 5通貨 / 重要指標自動停止 / 自動最適化

自分のEAはどのパターンに近いか

3つのパターンは、機能の数と組み合わせの複雑さで分かれます。単一の指標で売買するならシンプル、複数指標や時間帯フィルターを足すなら標準、マルチタイムフレームやナンピンを含むなら複雑です。自分の作りたいEAがどこに当たるかをつかむと、必要な仕様の細かさだけでなく、費用や納期の目安も見えてきます。迷う場合は、まずシンプルな形で作って動かし、後から機能を足していく進め方が失敗しにくいです。最初から複雑な仕様を盛り込むと、どの部分が成績に効いているのか分からなくなりがちで、検証も難しくなります。段階的に育てるほうが、結果的に納得のいくEAに近づきます。

EA仕様書の質は費用と納期に直結する

仕様書は単なる事前準備ではなく、最終的な費用と納期を左右する要素です。ここが曖昧なまま進むと、後工程でコストも時間も膨らみます。逆に言えば、仕様書にかける数日が、その後の追加費用と納期遅延を防ぐ投資になります。

曖昧な仕様が追加費用を生む仕組み

開発が始まってから「やっぱりこうしたい」と仕様を変更すると、すでに書いたコードの作り直しが発生し、追加費用 (¥3,000〜20,000程度) と納期延長につながります。仕様書段階 (Step 2) での変更は無料ですが、開発開始 (Step 3) 以降は有料になるのが一般的です。つまり、仕様書を詰める手間を惜しむほど、後で払うコストが増える構造になっています。費用の内訳は EA制作費用の相場 で解説しています。

詳細な仕様書が納期を縮める

詳細な仕様書があれば、開発者は推測や確認のやり取りに時間を使わずに済み、仕様確認 (Step 2) が3-7日から2-3日に短縮できます。結果として全体の納期も縮まります。「急いでいるから仕様は簡単でいい」は逆効果で、急ぐときほど仕様を詳細に書くのが近道です。仕様が固まっていれば特急対応も活きますが、固まっていないまま急いでも、確認のやり取りで時間を取られて結局は縮まりません。納期の目安は EA制作の納期 を参照してください。

EA仕様書についてよくある質問

EA仕様書を書けません。それでも依頼可能?
可能。当社のヒアリング形式で6項目を一緒に詰めていきます。「漠然としたアイデア」段階でも相談OK。
仕様書の最低限6項目とは?
戦略タイプ/エントリー条件/決済条件/通貨ペア/時間足/リスク管理の6項目。これだけ揃えば開発スタート可能です。
仕様書が曖昧だとどうなりますか?
開発者の推測実装で依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り=追加費用+納期延長の典型原因です。
仕様書テンプレを無料配布していますか?
提供していません。テンプレを埋めても十分な仕様にならない事例が多いため、ココナラ初回相談でヒアリング形式が実効性高い。
仕様変更は何度まで無料?
Step 2 (仕様書段階) 内は無制限無料。Step 3 (開発開始) 以降の変更は追加費用 (¥3,000-20,000)。Step 2 で確定が原則です。
エッジケース (異常時動作) も仕様書に書くべき?
はい、必須です。スプレッド拡大時/接続切断時/重要指標時/停電復帰時/週末持ち越しの挙動は事前定義しないと、実運用で予想外の動きをします。
仕様書ドラフトを開発者に書いてもらえますか?
当社ではヒアリング後にドラフト作成し依頼者確認します。ドラフト作成は基本料金内です。
既存EAの動作を仕様書化できますか?
既存EAのソース (mq4/mq5) があればリバースエンジニアリングで仕様書化可。ソースなし (ex4/ex5のみ) は外部観察で部分推定のみで完全再現困難です。著作権上の許諾も必要。
「勝てる手法」を相談したら教えてくれますか?
教えられません。当社は依頼者の手法を機械化するサービスで、手法そのもののコンサルではありません。手法は別途FX教材や手法本で学習してください。
仕様書段階で時間はどれくらいかかりますか?
3-7日が標準。ヒアリング→ドラフト→修正→合意の4工程。失敗の8割は仕様書段階の合意不足なので時間をかけます。


テンプレートを埋めるだけでは不十分なことも

6項目のテンプレートは出発点ですが、埋めた内容が具体的でなければ意味がありません。たとえば「エントリー条件: 順張り」とだけ書いても、それだけでは開発を始められません。当社がテンプレートの無料配布をしていないのも、枠を渡すだけでは十分な仕様にならない事例が多いためです。大切なのは枠を埋めること自体ではなく、各項目を開発者が一義的に実装できる粒度まで具体化することです。書き方に迷う場合は、当社のヒアリング形式で一緒に詰めていきます。

EA仕様書の曖昧vs詳細の差 (実例比較)

仕様書の曖昧vs詳細で「開発精度+納期+追加費用」が大きく変わります。

EA仕様書の曖昧vs詳細 比較 製図風イラスト
仕様書の質が開発成功を決める
項目 曖昧版 (避ける) 詳細版 (推奨)
エントリー 「順張りで仕掛け」 「MA20上向き+RSI(14)<70」
決済 「適切な利確」 「+30pips利確 or -15pips損切り」
時間帯 「ロンドン時間で」 「JST 16:00-22:00 のみ」
ロット 「リスクに応じて」 「0.1ロット固定、最大ポジ1」
スプレッド 「広い時は停止」 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止」

曖昧仕様で開発開始すると、開発者の推測実装になり、依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り = 追加費用+納期延長の典型。

なぜ曖昧だと開発者は「推測」で埋めるのか

仕様に書かれていない部分は、開発者が「おそらくこういう意図だろう」と推測して実装するしかありません。この推測が依頼者の頭の中とズレていると、完成してから手戻りが発生します。たとえば「順張りで」とだけ書くと、どの指標で順張りを判断するのか、何本のローソク足で見るのかは開発者の解釈に委ねられます。曖昧さを残すほど、検収で「イメージと違う」となる確率が上がる、と考えてください。書く手間を惜しまないことが、結果的に最短で完成させる近道になります。

曖昧さをなくす3つの書き換え方

曖昧な表現は、次の3つの観点で書き換えると一義的になります。(1) 指標は期間まで書く (「MA」→「MA20」)、(2) 決済は数値で書く (「適切に利確」→「+30pips利確」)、(3) 時間は具体的な時刻で書く (「ロンドン時間」→「JST 16:00-22:00」)。判断基準は「開発者が解釈に迷わないか」です。自分で書いた仕様をいったん読み返し、複数の読み方ができる箇所があれば、そこが曖昧さの残っているポイントになります。可能であれば、想定する相場の局面を1つ例に挙げて「この場面ではこう動いてほしい」と添えると、意図がさらに正確に伝わります。

EA仕様書でよくあるミス7例

よくあるミス7例: 戦略未定義/曖昧条件/相反ルール/エッジケース未指定/リスク管理欠如/時間帯未指定/異常時動作未指定

  • ミス1 戦略未定義: 「いい感じに勝てるEA」 → 何系か不明、開発不能
  • ミス2 曖昧条件: 「MAがクロスしたら」 → クロス方向・期間未指定
  • ミス3 相反ルール: 「順張り but 戻り狙い」 → 矛盾、どちらか不明
  • ミス4 エッジケース未指定: 「重要指標時はどうする?」未記載
  • ミス5 リスク管理欠如: ロット数・最大ポジ・損切り幅未指定
  • ミス6 時間帯未指定: 24時間動作前提か、特定時間帯のみか不明
  • ミス7 異常時動作未指定: スプレッド拡大時/接続切断時/停電復帰時の挙動未指定
ミス番号 NG 記載例 改善例
ミス1 「いい感じに勝てるEA」 「デイトレ・MA20上向き順張り」
ミス2 「MAがクロスしたら」 「MA20が MA50 を下から上にクロスしたら」
ミス3 「順張り but 戻り狙い」 「順張り (MAクロスから3本以内)」
ミス5 「適度なリスク管理で」 「ロット0.1 / 最大3ポジ / SL15pips」
ミス6 「24時間動作」 「09:00-23:00 JST のみエントリー」

提出前のセルフチェックでミスを防ぐ

これらのミスは、仕様書を渡す前に自分で一度見直すだけで大半を防げます。「戦略タイプは1つに絞れているか」「各条件に数値が入っているか」「相反する指示がないか」「異常時の動作を書いたか」の4点を確認してください。とくに「適切に」「いい感じに」といった曖昧な形容詞が残っていたら、具体的な数値や条件に置き換えます。この一手間が、開発開始後の手戻りと追加費用を大きく減らします。提出前に音読してみると、説明しきれていない箇所に自分で気づきやすくなります。

EAエッジケース定義の重要性 (5パターン)

エッジケース (異常時) 動作は仕様書に明示しておくのが基本です。未指定だと実運用で予想外の挙動になり、大きな損失につながるリスクがあります。通常の値動きだけを想定した仕様は作りやすい一方で、相場が荒れた瞬間の動きこそ損益を大きく左右します。下表の5パターンは、最低限カバーしておきたい場面です。

エッジケース 推奨される定義
スプレッド拡大時 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止、既存ポジは継続」
重要指標時 「米雇用統計・FOMC 30分前-15分後はエントリー停止」
週末持ち越し 「金曜21:00以降は新規エントリー停止、既存は土曜0時に強制決済」
接続切断時 「接続復帰後、ポジション情報を再取得して継続」
サーバー停止からの復帰 「起動時に既存ポジの存在を確認、なければ通常運用開始」

エッジケース未指定が実損失につながる例

エッジケースの指定漏れは、バックテストでは表面化せず実運用で初めて問題になるのが厄介な点です。たとえば重要指標発表時の停止を指定し忘れると、スプレッドが急拡大した瞬間に想定外の価格で約定し、1回で大きな損失を出すことがあります。週末持ち越しの指定漏れも、月曜の窓開けで大きく逆行する原因になります。こうした事態は「起きてから気づく」ことが多いため、仕様書の段階で先回りして潰しておくことが重要です。とくに重要指標の発表時間帯やスプレッドが開きやすい早朝などは、実運用に入る前に「その時間は止める」「新規だけ止めて保有は続ける」といった具体的な振る舞いを決めておくと安心です。当社では仕様確認の段階で、こうした異常時の動作を一通り質問するようにしています。

EA仕様書が書けない場合の対処

仕様書を書けない場合は開発者のヒアリング形式で対応可能です。当社では以下4ステップでヒアリングします。

  • Step 1: 「どんな手法か」概要を口頭/文章で説明
  • Step 2: 当社が6項目テンプレで質問、依頼者が回答
  • Step 3: 当社が仕様書ドラフトを作成、依頼者が確認
  • Step 4: 修正合意 → 開発開始

「漠然としたアイデア」段階でも問題ありません。当社のヒアリング能力で詳細仕様まで詰めます。「自分には書けないかも」と諦める前に相談してください。

ヒアリング前に準備しておくとよいこと

ヒアリングをスムーズに進めるには、「どんな相場で・どのタイミングで・なぜ仕掛けたいか」を言葉でメモしておくだけで十分です。チャートに手書きで「ここで買いたい」と印をつけた画像があると、認識合わせが一気に速くなります。完璧な仕様書を用意する必要はなく、頭の中のイメージを当社が質問で引き出して仕様に落とし込みます。準備が曖昧でもヒアリングの過程で詰めていけるので、心配はいりません。

ヒアリングで当社が確認すること

ヒアリングでは、6項目テンプレに沿って当社から順に質問していきます。「どんな相場で仕掛けたいか」「利確と損切りの目安」「同時に持つポジション数」「動かす時間帯」「異常時にどうするか」などを、対話しながら具体化します。専門用語が分からなくても問題ありません。普段の言葉で説明してもらえれば、当社がEAの仕様に翻訳します。やり取りの中で「そこは決めていなかった」と気づく項目が出てくることも多く、それを一つずつ潰していくことが、結果的に完成度の高い仕様書につながります。

EA仕様書の実例3パターン

シンプル・標準・複雑の3パターンで、実際の仕様書がどの程度の粒度になるかを示します。自分の作りたいEAがどのタイプに近いかをつかむと、必要な仕様の細かさや費用感の見当がつけやすくなります。

タイプ 仕様例
シンプル MAクロスEA / GBPJPY / 5分足 / 0.1ロット固定 / +30/-15pips決済 / 24時間稼働
標準 MA+RSI 複合 / GBPJPY+EURJPY 2通貨 / 5分・15分 / 時間帯フィルター (JST 9-23時) / トレーリング
複雑 マルチタイム / ナンピン+独自フィルター / 5通貨 / 重要指標自動停止 / 自動最適化

自分のEAはどのパターンに近いか

3つのパターンは、機能の数と組み合わせの複雑さで分かれます。単一の指標で売買するならシンプル、複数指標や時間帯フィルターを足すなら標準、マルチタイムフレームやナンピンを含むなら複雑です。自分の作りたいEAがどこに当たるかをつかむと、必要な仕様の細かさだけでなく、費用や納期の目安も見えてきます。迷う場合は、まずシンプルな形で作って動かし、後から機能を足していく進め方が失敗しにくいです。最初から複雑な仕様を盛り込むと、どの部分が成績に効いているのか分からなくなりがちで、検証も難しくなります。段階的に育てるほうが、結果的に納得のいくEAに近づきます。

EA仕様書の質は費用と納期に直結する

仕様書は単なる事前準備ではなく、最終的な費用と納期を左右する要素です。ここが曖昧なまま進むと、後工程でコストも時間も膨らみます。逆に言えば、仕様書にかける数日が、その後の追加費用と納期遅延を防ぐ投資になります。

曖昧な仕様が追加費用を生む仕組み

開発が始まってから「やっぱりこうしたい」と仕様を変更すると、すでに書いたコードの作り直しが発生し、追加費用 (¥3,000〜20,000程度) と納期延長につながります。仕様書段階 (Step 2) での変更は無料ですが、開発開始 (Step 3) 以降は有料になるのが一般的です。つまり、仕様書を詰める手間を惜しむほど、後で払うコストが増える構造になっています。費用の内訳は EA制作費用の相場 で解説しています。

詳細な仕様書が納期を縮める

詳細な仕様書があれば、開発者は推測や確認のやり取りに時間を使わずに済み、仕様確認 (Step 2) が3-7日から2-3日に短縮できます。結果として全体の納期も縮まります。「急いでいるから仕様は簡単でいい」は逆効果で、急ぐときほど仕様を詳細に書くのが近道です。仕様が固まっていれば特急対応も活きますが、固まっていないまま急いでも、確認のやり取りで時間を取られて結局は縮まりません。納期の目安は EA制作の納期 を参照してください。

EA仕様書についてよくある質問

EA仕様書を書けません。それでも依頼可能?
可能。当社のヒアリング形式で6項目を一緒に詰めていきます。「漠然としたアイデア」段階でも相談OK。
仕様書の最低限6項目とは?
戦略タイプ/エントリー条件/決済条件/通貨ペア/時間足/リスク管理の6項目。これだけ揃えば開発スタート可能です。
仕様書が曖昧だとどうなりますか?
開発者の推測実装で依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り=追加費用+納期延長の典型原因です。
仕様書テンプレを無料配布していますか?
提供していません。テンプレを埋めても十分な仕様にならない事例が多いため、ココナラ初回相談でヒアリング形式が実効性高い。
仕様変更は何度まで無料?
Step 2 (仕様書段階) 内は無制限無料。Step 3 (開発開始) 以降の変更は追加費用 (¥3,000-20,000)。Step 2 で確定が原則です。
エッジケース (異常時動作) も仕様書に書くべき?
はい、必須です。スプレッド拡大時/接続切断時/重要指標時/停電復帰時/週末持ち越しの挙動は事前定義しないと、実運用で予想外の動きをします。
仕様書ドラフトを開発者に書いてもらえますか?
当社ではヒアリング後にドラフト作成し依頼者確認します。ドラフト作成は基本料金内です。
既存EAの動作を仕様書化できますか?
既存EAのソース (mq4/mq5) があればリバースエンジニアリングで仕様書化可。ソースなし (ex4/ex5のみ) は外部観察で部分推定のみで完全再現困難です。著作権上の許諾も必要。
「勝てる手法」を相談したら教えてくれますか?
教えられません。当社は依頼者の手法を機械化するサービスで、手法そのもののコンサルではありません。手法は別途FX教材や手法本で学習してください。
仕様書段階で時間はどれくらいかかりますか?
3-7日が標準。ヒアリング→ドラフト→修正→合意の4工程。失敗の8割は仕様書段階の合意不足なので時間をかけます。


テンプレートを埋めるだけでは不十分なことも

6項目のテンプレートは出発点ですが、埋めた内容が具体的でなければ意味がありません。たとえば「エントリー条件: 順張り」とだけ書いても、それだけでは開発を始められません。当社がテンプレートの無料配布をしていないのも、枠を渡すだけでは十分な仕様にならない事例が多いためです。大切なのは枠を埋めること自体ではなく、各項目を開発者が一義的に実装できる粒度まで具体化することです。書き方に迷う場合は、当社のヒアリング形式で一緒に詰めていきます。

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EA仕様書の曖昧vs詳細の差 (実例比較)

仕様書の曖昧vs詳細で「開発精度+納期+追加費用」が大きく変わります。

EA仕様書の曖昧vs詳細 比較 製図風イラスト
仕様書の質が開発成功を決める
項目 曖昧版 (避ける) 詳細版 (推奨)
エントリー 「順張りで仕掛け」 「MA20上向き+RSI(14)<70」
決済 「適切な利確」 「+30pips利確 or -15pips損切り」
時間帯 「ロンドン時間で」 「JST 16:00-22:00 のみ」
ロット 「リスクに応じて」 「0.1ロット固定、最大ポジ1」
スプレッド 「広い時は停止」 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止」

曖昧仕様で開発開始すると、開発者の推測実装になり、依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り = 追加費用+納期延長の典型。

なぜ曖昧だと開発者は「推測」で埋めるのか

仕様に書かれていない部分は、開発者が「おそらくこういう意図だろう」と推測して実装するしかありません。この推測が依頼者の頭の中とズレていると、完成してから手戻りが発生します。たとえば「順張りで」とだけ書くと、どの指標で順張りを判断するのか、何本のローソク足で見るのかは開発者の解釈に委ねられます。曖昧さを残すほど、検収で「イメージと違う」となる確率が上がる、と考えてください。書く手間を惜しまないことが、結果的に最短で完成させる近道になります。

曖昧さをなくす3つの書き換え方

曖昧な表現は、次の3つの観点で書き換えると一義的になります。(1) 指標は期間まで書く (「MA」→「MA20」)、(2) 決済は数値で書く (「適切に利確」→「+30pips利確」)、(3) 時間は具体的な時刻で書く (「ロンドン時間」→「JST 16:00-22:00」)。判断基準は「開発者が解釈に迷わないか」です。自分で書いた仕様をいったん読み返し、複数の読み方ができる箇所があれば、そこが曖昧さの残っているポイントになります。可能であれば、想定する相場の局面を1つ例に挙げて「この場面ではこう動いてほしい」と添えると、意図がさらに正確に伝わります。

EA仕様書でよくあるミス7例

よくあるミス7例: 戦略未定義/曖昧条件/相反ルール/エッジケース未指定/リスク管理欠如/時間帯未指定/異常時動作未指定

  • ミス1 戦略未定義: 「いい感じに勝てるEA」 → 何系か不明、開発不能
  • ミス2 曖昧条件: 「MAがクロスしたら」 → クロス方向・期間未指定
  • ミス3 相反ルール: 「順張り but 戻り狙い」 → 矛盾、どちらか不明
  • ミス4 エッジケース未指定: 「重要指標時はどうする?」未記載
  • ミス5 リスク管理欠如: ロット数・最大ポジ・損切り幅未指定
  • ミス6 時間帯未指定: 24時間動作前提か、特定時間帯のみか不明
  • ミス7 異常時動作未指定: スプレッド拡大時/接続切断時/停電復帰時の挙動未指定
ミス番号 NG 記載例 改善例
ミス1 「いい感じに勝てるEA」 「デイトレ・MA20上向き順張り」
ミス2 「MAがクロスしたら」 「MA20が MA50 を下から上にクロスしたら」
ミス3 「順張り but 戻り狙い」 「順張り (MAクロスから3本以内)」
ミス5 「適度なリスク管理で」 「ロット0.1 / 最大3ポジ / SL15pips」
ミス6 「24時間動作」 「09:00-23:00 JST のみエントリー」

提出前のセルフチェックでミスを防ぐ

これらのミスは、仕様書を渡す前に自分で一度見直すだけで大半を防げます。「戦略タイプは1つに絞れているか」「各条件に数値が入っているか」「相反する指示がないか」「異常時の動作を書いたか」の4点を確認してください。とくに「適切に」「いい感じに」といった曖昧な形容詞が残っていたら、具体的な数値や条件に置き換えます。この一手間が、開発開始後の手戻りと追加費用を大きく減らします。提出前に音読してみると、説明しきれていない箇所に自分で気づきやすくなります。

EAエッジケース定義の重要性 (5パターン)

エッジケース (異常時) 動作は仕様書に明示しておくのが基本です。未指定だと実運用で予想外の挙動になり、大きな損失につながるリスクがあります。通常の値動きだけを想定した仕様は作りやすい一方で、相場が荒れた瞬間の動きこそ損益を大きく左右します。下表の5パターンは、最低限カバーしておきたい場面です。

エッジケース 推奨される定義
スプレッド拡大時 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止、既存ポジは継続」
重要指標時 「米雇用統計・FOMC 30分前-15分後はエントリー停止」
週末持ち越し 「金曜21:00以降は新規エントリー停止、既存は土曜0時に強制決済」
接続切断時 「接続復帰後、ポジション情報を再取得して継続」
サーバー停止からの復帰 「起動時に既存ポジの存在を確認、なければ通常運用開始」

エッジケース未指定が実損失につながる例

エッジケースの指定漏れは、バックテストでは表面化せず実運用で初めて問題になるのが厄介な点です。たとえば重要指標発表時の停止を指定し忘れると、スプレッドが急拡大した瞬間に想定外の価格で約定し、1回で大きな損失を出すことがあります。週末持ち越しの指定漏れも、月曜の窓開けで大きく逆行する原因になります。こうした事態は「起きてから気づく」ことが多いため、仕様書の段階で先回りして潰しておくことが重要です。とくに重要指標の発表時間帯やスプレッドが開きやすい早朝などは、実運用に入る前に「その時間は止める」「新規だけ止めて保有は続ける」といった具体的な振る舞いを決めておくと安心です。当社では仕様確認の段階で、こうした異常時の動作を一通り質問するようにしています。

EA仕様書が書けない場合の対処

仕様書を書けない場合は開発者のヒアリング形式で対応可能です。当社では以下4ステップでヒアリングします。

  • Step 1: 「どんな手法か」概要を口頭/文章で説明
  • Step 2: 当社が6項目テンプレで質問、依頼者が回答
  • Step 3: 当社が仕様書ドラフトを作成、依頼者が確認
  • Step 4: 修正合意 → 開発開始

「漠然としたアイデア」段階でも問題ありません。当社のヒアリング能力で詳細仕様まで詰めます。「自分には書けないかも」と諦める前に相談してください。

ヒアリング前に準備しておくとよいこと

ヒアリングをスムーズに進めるには、「どんな相場で・どのタイミングで・なぜ仕掛けたいか」を言葉でメモしておくだけで十分です。チャートに手書きで「ここで買いたい」と印をつけた画像があると、認識合わせが一気に速くなります。完璧な仕様書を用意する必要はなく、頭の中のイメージを当社が質問で引き出して仕様に落とし込みます。準備が曖昧でもヒアリングの過程で詰めていけるので、心配はいりません。

ヒアリングで当社が確認すること

ヒアリングでは、6項目テンプレに沿って当社から順に質問していきます。「どんな相場で仕掛けたいか」「利確と損切りの目安」「同時に持つポジション数」「動かす時間帯」「異常時にどうするか」などを、対話しながら具体化します。専門用語が分からなくても問題ありません。普段の言葉で説明してもらえれば、当社がEAの仕様に翻訳します。やり取りの中で「そこは決めていなかった」と気づく項目が出てくることも多く、それを一つずつ潰していくことが、結果的に完成度の高い仕様書につながります。

EA仕様書の実例3パターン

シンプル・標準・複雑の3パターンで、実際の仕様書がどの程度の粒度になるかを示します。自分の作りたいEAがどのタイプに近いかをつかむと、必要な仕様の細かさや費用感の見当がつけやすくなります。

タイプ 仕様例
シンプル MAクロスEA / GBPJPY / 5分足 / 0.1ロット固定 / +30/-15pips決済 / 24時間稼働
標準 MA+RSI 複合 / GBPJPY+EURJPY 2通貨 / 5分・15分 / 時間帯フィルター (JST 9-23時) / トレーリング
複雑 マルチタイム / ナンピン+独自フィルター / 5通貨 / 重要指標自動停止 / 自動最適化

自分のEAはどのパターンに近いか

3つのパターンは、機能の数と組み合わせの複雑さで分かれます。単一の指標で売買するならシンプル、複数指標や時間帯フィルターを足すなら標準、マルチタイムフレームやナンピンを含むなら複雑です。自分の作りたいEAがどこに当たるかをつかむと、必要な仕様の細かさだけでなく、費用や納期の目安も見えてきます。迷う場合は、まずシンプルな形で作って動かし、後から機能を足していく進め方が失敗しにくいです。最初から複雑な仕様を盛り込むと、どの部分が成績に効いているのか分からなくなりがちで、検証も難しくなります。段階的に育てるほうが、結果的に納得のいくEAに近づきます。

EA仕様書の質は費用と納期に直結する

仕様書は単なる事前準備ではなく、最終的な費用と納期を左右する要素です。ここが曖昧なまま進むと、後工程でコストも時間も膨らみます。逆に言えば、仕様書にかける数日が、その後の追加費用と納期遅延を防ぐ投資になります。

曖昧な仕様が追加費用を生む仕組み

開発が始まってから「やっぱりこうしたい」と仕様を変更すると、すでに書いたコードの作り直しが発生し、追加費用 (¥3,000〜20,000程度) と納期延長につながります。仕様書段階 (Step 2) での変更は無料ですが、開発開始 (Step 3) 以降は有料になるのが一般的です。つまり、仕様書を詰める手間を惜しむほど、後で払うコストが増える構造になっています。費用の内訳は EA制作費用の相場 で解説しています。

詳細な仕様書が納期を縮める

詳細な仕様書があれば、開発者は推測や確認のやり取りに時間を使わずに済み、仕様確認 (Step 2) が3-7日から2-3日に短縮できます。結果として全体の納期も縮まります。「急いでいるから仕様は簡単でいい」は逆効果で、急ぐときほど仕様を詳細に書くのが近道です。仕様が固まっていれば特急対応も活きますが、固まっていないまま急いでも、確認のやり取りで時間を取られて結局は縮まりません。納期の目安は EA制作の納期 を参照してください。

EA仕様書についてよくある質問

EA仕様書を書けません。それでも依頼可能?
可能。当社のヒアリング形式で6項目を一緒に詰めていきます。「漠然としたアイデア」段階でも相談OK。
仕様書の最低限6項目とは?
戦略タイプ/エントリー条件/決済条件/通貨ペア/時間足/リスク管理の6項目。これだけ揃えば開発スタート可能です。
仕様書が曖昧だとどうなりますか?
開発者の推測実装で依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り=追加費用+納期延長の典型原因です。
仕様書テンプレを無料配布していますか?
提供していません。テンプレを埋めても十分な仕様にならない事例が多いため、ココナラ初回相談でヒアリング形式が実効性高い。
仕様変更は何度まで無料?
Step 2 (仕様書段階) 内は無制限無料。Step 3 (開発開始) 以降の変更は追加費用 (¥3,000-20,000)。Step 2 で確定が原則です。
エッジケース (異常時動作) も仕様書に書くべき?
はい、必須です。スプレッド拡大時/接続切断時/重要指標時/停電復帰時/週末持ち越しの挙動は事前定義しないと、実運用で予想外の動きをします。
仕様書ドラフトを開発者に書いてもらえますか?
当社ではヒアリング後にドラフト作成し依頼者確認します。ドラフト作成は基本料金内です。
既存EAの動作を仕様書化できますか?
既存EAのソース (mq4/mq5) があればリバースエンジニアリングで仕様書化可。ソースなし (ex4/ex5のみ) は外部観察で部分推定のみで完全再現困難です。著作権上の許諾も必要。
「勝てる手法」を相談したら教えてくれますか?
教えられません。当社は依頼者の手法を機械化するサービスで、手法そのもののコンサルではありません。手法は別途FX教材や手法本で学習してください。
仕様書段階で時間はどれくらいかかりますか?
3-7日が標準。ヒアリング→ドラフト→修正→合意の4工程。失敗の8割は仕様書段階の合意不足なので時間をかけます。


テンプレートを埋めるだけでは不十分なことも

6項目のテンプレートは出発点ですが、埋めた内容が具体的でなければ意味がありません。たとえば「エントリー条件: 順張り」とだけ書いても、それだけでは開発を始められません。当社がテンプレートの無料配布をしていないのも、枠を渡すだけでは十分な仕様にならない事例が多いためです。大切なのは枠を埋めること自体ではなく、各項目を開発者が一義的に実装できる粒度まで具体化することです。書き方に迷う場合は、当社のヒアリング形式で一緒に詰めていきます。

EA仕様書の曖昧vs詳細の差 (実例比較)

仕様書の曖昧vs詳細で「開発精度+納期+追加費用」が大きく変わります。

EA仕様書の曖昧vs詳細 比較 製図風イラスト
仕様書の質が開発成功を決める
項目 曖昧版 (避ける) 詳細版 (推奨)
エントリー 「順張りで仕掛け」 「MA20上向き+RSI(14)<70」
決済 「適切な利確」 「+30pips利確 or -15pips損切り」
時間帯 「ロンドン時間で」 「JST 16:00-22:00 のみ」
ロット 「リスクに応じて」 「0.1ロット固定、最大ポジ1」
スプレッド 「広い時は停止」 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止」

曖昧仕様で開発開始すると、開発者の推測実装になり、依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り = 追加費用+納期延長の典型。

なぜ曖昧だと開発者は「推測」で埋めるのか

仕様に書かれていない部分は、開発者が「おそらくこういう意図だろう」と推測して実装するしかありません。この推測が依頼者の頭の中とズレていると、完成してから手戻りが発生します。たとえば「順張りで」とだけ書くと、どの指標で順張りを判断するのか、何本のローソク足で見るのかは開発者の解釈に委ねられます。曖昧さを残すほど、検収で「イメージと違う」となる確率が上がる、と考えてください。書く手間を惜しまないことが、結果的に最短で完成させる近道になります。

曖昧さをなくす3つの書き換え方

曖昧な表現は、次の3つの観点で書き換えると一義的になります。(1) 指標は期間まで書く (「MA」→「MA20」)、(2) 決済は数値で書く (「適切に利確」→「+30pips利確」)、(3) 時間は具体的な時刻で書く (「ロンドン時間」→「JST 16:00-22:00」)。判断基準は「開発者が解釈に迷わないか」です。自分で書いた仕様をいったん読み返し、複数の読み方ができる箇所があれば、そこが曖昧さの残っているポイントになります。可能であれば、想定する相場の局面を1つ例に挙げて「この場面ではこう動いてほしい」と添えると、意図がさらに正確に伝わります。

EA仕様書でよくあるミス7例

よくあるミス7例: 戦略未定義/曖昧条件/相反ルール/エッジケース未指定/リスク管理欠如/時間帯未指定/異常時動作未指定

  • ミス1 戦略未定義: 「いい感じに勝てるEA」 → 何系か不明、開発不能
  • ミス2 曖昧条件: 「MAがクロスしたら」 → クロス方向・期間未指定
  • ミス3 相反ルール: 「順張り but 戻り狙い」 → 矛盾、どちらか不明
  • ミス4 エッジケース未指定: 「重要指標時はどうする?」未記載
  • ミス5 リスク管理欠如: ロット数・最大ポジ・損切り幅未指定
  • ミス6 時間帯未指定: 24時間動作前提か、特定時間帯のみか不明
  • ミス7 異常時動作未指定: スプレッド拡大時/接続切断時/停電復帰時の挙動未指定
ミス番号 NG 記載例 改善例
ミス1 「いい感じに勝てるEA」 「デイトレ・MA20上向き順張り」
ミス2 「MAがクロスしたら」 「MA20が MA50 を下から上にクロスしたら」
ミス3 「順張り but 戻り狙い」 「順張り (MAクロスから3本以内)」
ミス5 「適度なリスク管理で」 「ロット0.1 / 最大3ポジ / SL15pips」
ミス6 「24時間動作」 「09:00-23:00 JST のみエントリー」

提出前のセルフチェックでミスを防ぐ

これらのミスは、仕様書を渡す前に自分で一度見直すだけで大半を防げます。「戦略タイプは1つに絞れているか」「各条件に数値が入っているか」「相反する指示がないか」「異常時の動作を書いたか」の4点を確認してください。とくに「適切に」「いい感じに」といった曖昧な形容詞が残っていたら、具体的な数値や条件に置き換えます。この一手間が、開発開始後の手戻りと追加費用を大きく減らします。提出前に音読してみると、説明しきれていない箇所に自分で気づきやすくなります。

EAエッジケース定義の重要性 (5パターン)

エッジケース (異常時) 動作は仕様書に明示しておくのが基本です。未指定だと実運用で予想外の挙動になり、大きな損失につながるリスクがあります。通常の値動きだけを想定した仕様は作りやすい一方で、相場が荒れた瞬間の動きこそ損益を大きく左右します。下表の5パターンは、最低限カバーしておきたい場面です。

エッジケース 推奨される定義
スプレッド拡大時 「スプレッド2pips超なら新規エントリー停止、既存ポジは継続」
重要指標時 「米雇用統計・FOMC 30分前-15分後はエントリー停止」
週末持ち越し 「金曜21:00以降は新規エントリー停止、既存は土曜0時に強制決済」
接続切断時 「接続復帰後、ポジション情報を再取得して継続」
サーバー停止からの復帰 「起動時に既存ポジの存在を確認、なければ通常運用開始」

エッジケース未指定が実損失につながる例

エッジケースの指定漏れは、バックテストでは表面化せず実運用で初めて問題になるのが厄介な点です。たとえば重要指標発表時の停止を指定し忘れると、スプレッドが急拡大した瞬間に想定外の価格で約定し、1回で大きな損失を出すことがあります。週末持ち越しの指定漏れも、月曜の窓開けで大きく逆行する原因になります。こうした事態は「起きてから気づく」ことが多いため、仕様書の段階で先回りして潰しておくことが重要です。とくに重要指標の発表時間帯やスプレッドが開きやすい早朝などは、実運用に入る前に「その時間は止める」「新規だけ止めて保有は続ける」といった具体的な振る舞いを決めておくと安心です。当社では仕様確認の段階で、こうした異常時の動作を一通り質問するようにしています。

EA仕様書が書けない場合の対処

仕様書を書けない場合は開発者のヒアリング形式で対応可能です。当社では以下4ステップでヒアリングします。

  • Step 1: 「どんな手法か」概要を口頭/文章で説明
  • Step 2: 当社が6項目テンプレで質問、依頼者が回答
  • Step 3: 当社が仕様書ドラフトを作成、依頼者が確認
  • Step 4: 修正合意 → 開発開始

「漠然としたアイデア」段階でも問題ありません。当社のヒアリング能力で詳細仕様まで詰めます。「自分には書けないかも」と諦める前に相談してください。

ヒアリング前に準備しておくとよいこと

ヒアリングをスムーズに進めるには、「どんな相場で・どのタイミングで・なぜ仕掛けたいか」を言葉でメモしておくだけで十分です。チャートに手書きで「ここで買いたい」と印をつけた画像があると、認識合わせが一気に速くなります。完璧な仕様書を用意する必要はなく、頭の中のイメージを当社が質問で引き出して仕様に落とし込みます。準備が曖昧でもヒアリングの過程で詰めていけるので、心配はいりません。

ヒアリングで当社が確認すること

ヒアリングでは、6項目テンプレに沿って当社から順に質問していきます。「どんな相場で仕掛けたいか」「利確と損切りの目安」「同時に持つポジション数」「動かす時間帯」「異常時にどうするか」などを、対話しながら具体化します。専門用語が分からなくても問題ありません。普段の言葉で説明してもらえれば、当社がEAの仕様に翻訳します。やり取りの中で「そこは決めていなかった」と気づく項目が出てくることも多く、それを一つずつ潰していくことが、結果的に完成度の高い仕様書につながります。

EA仕様書の実例3パターン

シンプル・標準・複雑の3パターンで、実際の仕様書がどの程度の粒度になるかを示します。自分の作りたいEAがどのタイプに近いかをつかむと、必要な仕様の細かさや費用感の見当がつけやすくなります。

タイプ 仕様例
シンプル MAクロスEA / GBPJPY / 5分足 / 0.1ロット固定 / +30/-15pips決済 / 24時間稼働
標準 MA+RSI 複合 / GBPJPY+EURJPY 2通貨 / 5分・15分 / 時間帯フィルター (JST 9-23時) / トレーリング
複雑 マルチタイム / ナンピン+独自フィルター / 5通貨 / 重要指標自動停止 / 自動最適化

自分のEAはどのパターンに近いか

3つのパターンは、機能の数と組み合わせの複雑さで分かれます。単一の指標で売買するならシンプル、複数指標や時間帯フィルターを足すなら標準、マルチタイムフレームやナンピンを含むなら複雑です。自分の作りたいEAがどこに当たるかをつかむと、必要な仕様の細かさだけでなく、費用や納期の目安も見えてきます。迷う場合は、まずシンプルな形で作って動かし、後から機能を足していく進め方が失敗しにくいです。最初から複雑な仕様を盛り込むと、どの部分が成績に効いているのか分からなくなりがちで、検証も難しくなります。段階的に育てるほうが、結果的に納得のいくEAに近づきます。

EA仕様書の質は費用と納期に直結する

仕様書は単なる事前準備ではなく、最終的な費用と納期を左右する要素です。ここが曖昧なまま進むと、後工程でコストも時間も膨らみます。逆に言えば、仕様書にかける数日が、その後の追加費用と納期遅延を防ぐ投資になります。

曖昧な仕様が追加費用を生む仕組み

開発が始まってから「やっぱりこうしたい」と仕様を変更すると、すでに書いたコードの作り直しが発生し、追加費用 (¥3,000〜20,000程度) と納期延長につながります。仕様書段階 (Step 2) での変更は無料ですが、開発開始 (Step 3) 以降は有料になるのが一般的です。つまり、仕様書を詰める手間を惜しむほど、後で払うコストが増える構造になっています。費用の内訳は EA制作費用の相場 で解説しています。

詳細な仕様書が納期を縮める

詳細な仕様書があれば、開発者は推測や確認のやり取りに時間を使わずに済み、仕様確認 (Step 2) が3-7日から2-3日に短縮できます。結果として全体の納期も縮まります。「急いでいるから仕様は簡単でいい」は逆効果で、急ぐときほど仕様を詳細に書くのが近道です。仕様が固まっていれば特急対応も活きますが、固まっていないまま急いでも、確認のやり取りで時間を取られて結局は縮まりません。納期の目安は EA制作の納期 を参照してください。

EA仕様書についてよくある質問

EA仕様書を書けません。それでも依頼可能?
可能。当社のヒアリング形式で6項目を一緒に詰めていきます。「漠然としたアイデア」段階でも相談OK。
仕様書の最低限6項目とは?
戦略タイプ/エントリー条件/決済条件/通貨ペア/時間足/リスク管理の6項目。これだけ揃えば開発スタート可能です。
仕様書が曖昧だとどうなりますか?
開発者の推測実装で依頼者の意図と外れる確率が高くなります。Step 4 検収で大きな手戻り=追加費用+納期延長の典型原因です。
仕様書テンプレを無料配布していますか?
提供していません。テンプレを埋めても十分な仕様にならない事例が多いため、ココナラ初回相談でヒアリング形式が実効性高い。
仕様変更は何度まで無料?
Step 2 (仕様書段階) 内は無制限無料。Step 3 (開発開始) 以降の変更は追加費用 (¥3,000-20,000)。Step 2 で確定が原則です。
エッジケース (異常時動作) も仕様書に書くべき?
はい、必須です。スプレッド拡大時/接続切断時/重要指標時/停電復帰時/週末持ち越しの挙動は事前定義しないと、実運用で予想外の動きをします。
仕様書ドラフトを開発者に書いてもらえますか?
当社ではヒアリング後にドラフト作成し依頼者確認します。ドラフト作成は基本料金内です。
既存EAの動作を仕様書化できますか?
既存EAのソース (mq4/mq5) があればリバースエンジニアリングで仕様書化可。ソースなし (ex4/ex5のみ) は外部観察で部分推定のみで完全再現困難です。著作権上の許諾も必要。
「勝てる手法」を相談したら教えてくれますか?
教えられません。当社は依頼者の手法を機械化するサービスで、手法そのもののコンサルではありません。手法は別途FX教材や手法本で学習してください。
仕様書段階で時間はどれくらいかかりますか?
3-7日が標準。ヒアリング→ドラフト→修正→合意の4工程。失敗の8割は仕様書段階の合意不足なので時間をかけます。


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この記事を書いた人

EA・インジケーター制作工房『EA CreatorsLAB』の中の人。MQL4 / MQL5 でのオーダーメイド EA 制作、既存 EA・インジケーターの改造、オリジナルインジケーター制作、口座認証システム導入、TDS バックテスト代行を担当。

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